リオオリンピック バドミントン 8月18日(8日目)の結果。タカマツ金メダル!

バドミントンも各種目佳境に入っております。本日は女子シングルスの準決勝、奥原選手と、女子ダブルス高橋&松友選手の決勝戦です。

女子シングルス 奥原希望選手

対戦成績は勝ち越していて、いつもの試合が出来れば勝てるかなと思っていましたが、準々決勝のシンドゥ選手はかなりパフォーマンスが良くて、いつも我慢し切れないところをしっかりと我慢できていて、前回銀メダリストの中国選手に競り勝って勢いにも乗っています。山口選手と同様、ラリー短めでスタートからガンガンくると思っていて、その通りの展開になりましたが、今日も準々決勝に続きパフォーマンスが非常に良かったですね。奥原選手もなかなかクロスのシャトルに対応できない中、しっかり粘ってついていきましたが、1セット目は粘り負けしてしまいました。2ゲームも同じ展開。2ゲーム目で決めたいシンドゥ選手はガンガンスピード上げて攻めてきます。奥原選手も前半徐々にリズムが作れてきましたが、シンドゥ選手のスマッシュが走っていて、どうしても対応ができませんでしたね。心技体がリンクしてきて、さらに勢いに乗ってきたシンドゥ選手とは対照的に、奥原選手はやや迷いが見える形でのプレー。インターバルからはあっという間に点を取られて敗戦しました。荒削りで崩れやすいイメージがあるシンドゥ選手に対して、2ゲーム目前半長いラリーを制して、少し折れそうなところまで追い込めたところもありましたので、もう少し粘れれば・・・というところもありますが、今日は抜群でしたので残念ですが仕方ないかなという印象でした。お疲れ様でした。

この試合は山口選手との対戦と展開がそっくりでしたが、違った点はシンドゥ選手は最後までスピード上げて粘り切れたところ。山口選手よりも1発目でラリーを切れるエースショットをもっていたところですかね。

決勝戦は、マリン選手vsシンドゥ選手で、剛vs剛の面白い対決になりそうです。

女子ダブルス 高橋&松友選手

決勝戦の1ゲーム目はやや動きが固かったです。特に松友選手が先日の試合とは逆に、ちょっとタイミングが合っていないようでした。しかし、ここからしっかりと試合の中で調整できるのがこのペアの強みでもあります。逆に高橋選手は集中していて、松友選手がやや不安な状態の中しっかり我慢して引っ張っていきました。デンマークぺアは今日はかなり積極的に前に詰めてきていましたし、スマッシュは嫌なところにレシーブされて前にも詰められる松友選手ではなく、高橋選手をねらっていたように思います。1ゲーム目は取られてしまいましたが、2ゲーム目はスタートから立て直しに成功したタカマツペアが得点差を広げると、体力の温存を狙ったデンマークペアが、このゲームをほぼ捨てる形でファイナルに突入。ファイナルは一進一退の戦いとなりましたが、どちらのペアもやや上手くいっていなかったコートで点差を離されずにインターバルに入れたことが大きかったかなと思います。そして得点は16-19に。デンマークペアに流れが行ってしまって、ちょっと厳しいかなとも感じましたが、17点目のラリーで松友選手が吹っ切れたように動き回って積極的にシャトルに触りに行く反面、デンマークペアは明らかに勝ちを意識した顔になっており、それはプレーにも表れていました。ミスしないようにという気持ちが見え過ぎて、引いたプレーになっていましたね。18点、19点と躍動感あるプレーで松友選手が決めると、メンタルが崩れたデンマークペアは立て直すことが出来ずに、一気に4連続得点でマッチポイント!ここから勝ちを意識して固くなってもおかしくないのですが、タカマツペアが最初のマッチポイントでしっかりと決めて金メダルです!

この試合、身長が高くサーブ回りが上手い相手にロングサーブを多用したりといろいろと作戦があったかと思いますが、最終的にはメンタルの強さを見せた試合となりました。特に16-19からの松友選手のメンタルがハンパないです。いやーすごい試合でした。出来ることなら、これをゴールデンタイムの試合時間で日本中の人にLIVEで見てもらいたかったですね~(笑)

おめでとうございます。


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