ロンドンオリンピックバドミントン 男子ダブルス 3位決定戦

決勝までいくと確実視されていた、ジュン・ジェソン&イ・ヨンデ(韓国)が、デンマークのペアに敗退し、クー・ケン・キット&タン・ブンホン(マレーシア)との3位決定戦になりました。プレーの安定性で行けば文句なしに韓国。しかし、天才的なバドミントンセンスを見せるタンと、スマッシャーのクーがハマった時にはめちゃ強い。このペアは何年か前までは連戦連勝で、世界ランク1位だったのです。しかし、喜怒哀楽もよくプレーに出てきて、安定性という面にはかなり欠けるんですよね・・(^^;この3位決定戦は、残念ながらクー&タンの悪い面が出てしまった試合になっちゃったような気がします。1セット目終盤にリードしていながら、韓国の粘りで自分達にミスが増え始めると、互いのプレーに不満がでてきたことを全く隠しません(笑)そして口もきかず、タッチもせず。。。

それを見て、あぁ、、このセット落としたら次はズルズルいきそうだな・・・と思っていたのですが、その通りの結果になってしまいました。このペアの1番悪いパターンになってしまい、マレーシアのコーチも2セット目もそのような状態が続いてると、序盤であきらめ顔でしたね・・。韓国ペアも決して調子が良いようには見えませんでしたが、この試合にかける意気込みに勝っていたように思います。ジュン・ジェソンはこの大会で引退とのこと。小柄ながら爆発的なスタミナに支えられたパワフルなスマッシュが魅力でした。イ・ヨンデは田児選手と同世代の24歳。20歳の時に北京オリンピックの混合ダブルス金メダルを取っていたり、100年以上の歴史を誇る全英オープンの最年少優勝記録をもっていたりして、今、日本のヘッドコーチでダブルスの神様と呼ばれたパク・ジュポンの再来と言われています。今後、誰と組むのかわかりませんが、日本の若手選手はここと対等に戦えないと上位進出は見えてきません。


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