バドミントンで足が攣る(こむらがえり)
バドミントンはストップ、ダッシュ、ジャンプを繰り返す、非常に激しいスポーツということもあり、脚が攣ってしまうことが多くみられます。ここでは足が攣る原因や予防法について触れてみたいと思います。
原因
肉離れとは違ってふくらはぎの一過性の痙攣(けいれん)です。実は、本当の原因は未だにわかっていませんが、以下のような原因が主な原因だと考えられています。
- 筋肉疲労のため(ジャンプやダッシュの繰り返し)
- 発汗で身体の水分、ミネラルが不足する。
- 関節や筋肉を締めつけすぎている(サポーター、テーピングなどで)
- 寒いとき。
- 水分の取りすぎで体内の血液が薄められたとき。
- 心理的過緊張から、身体が硬くなるため。
長時間にわたる運動や、強い負担などによって疲労し、やがて痙攣を起こす。中高年プレーヤーの場合は、筋肉の柔軟性や代謝機能が低下し、血液循環があまり良くない状態になっていることも原因となります。
ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラル分は筋収縮を調整する働きがありますが、これが不足することで筋の収縮がうまくいかなくなります。また、水分不足になることで血液の流れが悪くなります。
筋肉を締めつけ過ぎると、筋肉の収縮がうまくいかなくなります。
足や腰が冷えると血行が悪くなります。
応急処置
身体の力を抜いて、攣っている筋肉をゆっくりと伸ばすことが大切です。簡単に言うとストレッチです。あまり勢いよく伸ばすと筋肉を損傷させてしまうことがあるので、じっくりと伸ばしてください。痛む所を強く押したりすることも避けてください。また、エアーサロンパス等で急激に冷やすことはむしろ逆効果になることが多いので控えてください。
予防方法
筋力強化が重要となります。筋が疲労しにくくなると同時に、神経と筋肉との調整がスムーズになり、代謝が活発になって柔軟性が高まり、血行も改善されます。
- 練習で足腰をしっかりと鍛えておく
- しっかりとウォーミングアップをする
- スポーツドリンクなどでミネラル分をしっかり摂取する
- 食事と水分の摂取量やとるタイミングを考える
- 寒いときには保温をしっかりする
- 睡眠不足などに気をつけ、よい体調を維持する
ビタミンEの摂取でこむらがえりが10回から3.5回へ
また、こんな結果も出ているようです。→サウスイースタンオハイオ大学フレッド・ホイッティア博士の実験では、こむらがえりが頻発する40人に、ビタミンE(トコフェノール)400IUを就寝前に投与したところ、症状が月に10回から3.5回に減った。ビタミンE(トコフェノール)がらがえりを予防する仕組みは不明だが、また、ある研究結果では、夜間にこむらがえりを経験したことのある125人にビタミンE(トコフェノール)を投与したところ、103人に効果があった。つまり、ビタミンEの摂取は予防に効果が見られるということのようです。
筋肉の痙攣はミネラル不足
筋肉のけいれんを防止するのに役立つ栄養素は、マグネシウム、カリウム(体内の不要物を取り除く働きを高めたり、筋肉組織を柔軟にしたりする作用がある)カルシウム、ナトリウム(ミネラルが血液中に溶け込むのを助け、筋肉と神経の機能を正常に保ちます)で、その中で最も不足しがちなものがマグネシウムです。マグネシウムは、細胞の活動に必要なカルシウムやカリウムが出入りできる状態にする働きを持つため、マグネシウムが不足すると、筋肉が過敏になってしまいます。発汗によりどんどん失われていきますので積極的に摂取しましょう。
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